二十四節季
明治の初期まで1年を24の季節に分けて生活していました。太陰暦は、日付けと太陽の位置が無関係であったため、季節と日付けにズレが生じ、それを調節するために考え出された季節の区分です。
1月6日ごろ 小寒(しょうかん) 寒さが始まる寒の入り。かなり寒い日が続きます。 1月21日ごろ 大寒 1年で最も寒いころです。「暖かい春はもうすぐきます」ということでもあります。
2月4日ごろ 立春 徐々に日差しに暖かさが増し梅の花がほころびはじめます。 2月18日ごろ 雨水(うすい) 地上も暖まりはじめ雪もとけだし、雨水もぬるむころです。
3月5日ごろ 啓蟄(けいちつ) 土の中で冬越もりしていた動物が穴から出だし、木の芽も萌え出すころ。 3月21日ごろ 春分 昼夜の長さがほぼ等しく、昼間が長くなります。この日はお彼岸の中日でこの日を中心に7日間をお彼岸といいます。
6月5日ごろ 芒種(ぼうしゅ) 穀物の種まきをするのに適した時期 6月21日ごろ 夏至 昼間の時間が一年で一番長い日という意味。
7月7日ごろ 小暑 そろそろ暑さが厳しくなり、本格的な暑さが始まる時期。 7月23日ごろ 大暑 本格的な夏の到来を告げる時期で夏の土用のころ
8月7日ごろ 立秋 これからは涼しくなっていく日。 8月23日ごろ 処暑(はしょ) 暑さが収まる時期で秋の気配が感じられるようになります。
9月8日ごろ 白露(はくろ) 少し冷たい風が吹き始め、露が降りやすくなります。 9月23日ごろ 秋分 秋のお彼岸の中日で日本中でお墓参りをします。この日を境に夜が長くなります。
10月8日ごろ 寒露(かんろ) 秋もたけなわで寒さが増していきます。稲作の収穫も終わりになります。 10月23日ごろ 霜降(そうこう) 霜が降りるころという意味で野山の花々は姿を消し始め、紅葉や楓が紅くなります。
11月7日ごろ 立冬 冬の初めで陽の光は弱まり、日の入りは早くなります。 11月22日ごろ 小雪 小雪がちらつくが、まだ積もらない。冬の到来を感じさせるころ。
12月7日ごろ 大雪 北風が吹きすさんで冬将軍が到来する時期。 12月22日ごろ 冬至 昼が一年で一番短い日。この日を境に日脚は伸びていきます。
【お彼岸について】 春分・秋分を中日として前後3日間の計7日間。この期間は祖先の霊を供養し墓参りをします。彼岸とは梵語(ぼんご)を漢訳した「到彼岸(とうひがん)」の略で、現実の生死の世界から煩悩を解脱し、理想の涅槃(ねはん)の世界に至るという意味です。この期間寺院では彼岸会の説法がなされ、墓参りをし先祖供養をします。 【お盆】 盆は正月と共に先祖に対する祖霊祭として盛んに行われるようになりました。盂蘭盆(うらんぼん)の略で、盂蘭盆経に基づく方法・倒懸(とうけい)という梵語からきています。盆中は精進し、祖先の精霊を向かえ僧侶に棚経をあげてもらいます。